不妊によって引き起こされる「うつ病」

不妊によって引き起こされる「うつ病」

 

うつ病は、現代人にとっては、非常にポピュラーな病気となりました。

 

いまや、うつ病の患者は、10人に1人とも、5人に1人ともいわれています。

 

不妊治療中に限ってみると、その割合は、さらに高くなるのではないかとも考えられています。

 

不妊治療は、いつ妊娠できるかわからないという不安、年齢というタイムリミットに対する焦り、周りからのプレッシャーといった数多くのストレスが、幾重にも積み重なって、襲い掛かります。

 

自分自身に不妊の原因がある場合には、強い自己嫌悪や、相手に対する申し訳なさを感じることもあるでしょう。

 

うつ病は、まじめで能力のある人ほど罹りやすいともいわれています。

 

それまで、何でもそつなくこなせていたのに、簡単にできると思っていた妊娠ができない、という悔しさや、劣等感も、うつ病の引き金になりえるでしょう。

 

最近では、うつ病に対する良い薬もたくさん出てきていますが、自殺など命の危険性もある恐ろしい病気であることには、いまだ変わりありません。

 

また、うつ病を発症してしまうと、不妊治療を進めることが難しくなるだけでなく、離婚に至ってしまうケースも少なくありません。

 

急に涙もろくなってきた、とか、何もやる気が起きない、外出先で赤ちゃんや妊婦を見るのも辛い、といった症状が強くなり始めたら、うつ病になりかかっているのかもしれません。

 

自分自身やパートナーの様子がおかしいな、と思ったら、臆せず、不妊治療中の病院で相談してみることが大切です。

 

不妊治療中のうつ病を予防するためには?

不妊治療中にうつ病にならないためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

 

まず、大切なのは、生活を不妊治療一色にしてしまわないことです。

 

もちろん、多くの時間やお金を不妊治療に割かなければならなくなってしまうのは、ある程度、仕方のないことですが、たとえ、1週間に1日だけであっても、不妊や妊娠のことを忘れる日を設けることは、非常に重要です。

 

また、必要以上に、自分が悪いとか、相手が悪い、などと思い込まないことも肝心です。

 

誰かを責めたところで、妊娠できるわけではありません。

 

「子供はまだ?」といった、周りからの雑音も、全てシャットアウトしてしまいましょう。

 

何とかなるさ、といったおおらかな気持ちで毎日を過ごしていた方が、案外ゴールは近いのかもしれませんよ。

 

不妊の悩みは、なかなか他人に打ち明けにくいことかもしれませんが、腹を割って話せる人が一人でもいれば、心も軽くなることが多いようです。

 

近頃は、不妊クリニックの中で、カウンセリングが受けられる所も増えてきていますので、そういった機会もうまく利用したいですね。

 

 

関連記事一覧


このページの先頭へ戻る