10 養子縁組について

不妊治療を始めたら、養子縁組についても考えよう

 

先日、大きな話題となったドラマ、「明日、ママがいない」。

 

不妊治療をしている立場からは、せっかく生まれてきた子供を捨てたり、虐待したりするなんて…、という思いを強くし、心を痛めながら見た人も少なくなかったのではないでしょうか。

 

賛否両論があり、何かと取り沙汰されましたが、このドラマによって、児童養護施設や、里親、養子縁組といった言葉に注目が集まりました。

 

不妊治療を始めたばかりの頃には、血のつながった我が子をこの腕に抱きたい、という気持ちが先行し、なかなか、里親や養子縁組という選択肢にまで、気が回らないかもしれません。

 

ただ、不妊治療にタイムリミットが来た頃、児童養護施設の赤ちゃんを貰い受けようと思ったとしても、すでに、こちらもタイムリミットが来てしまっていることも十分に考えられるのです。

 

こう聞くと、驚くかもしれませんが、事実、赤ちゃんを養子に貰おうと思ったら、不妊治療よりもはるかに大変で、仕事や年齢上の制限も多かったという話をよく耳にします。

 

これから不妊治療を本格的に開始するところなのだから、自分たちには関係ない、と考えている人にこそ、早いうちに、養子縁組について知る機会を設けてほしいと思います。

 

 

養子縁組には、高いハードルがある!?

民法上、養子縁組は、二種類に分けられています。

 

普通養子縁組と特別養子縁組です。

 

この両者の大きな違いは、簡単にいうと、実の親との関係の有無です。

 

普通養子縁組の場合、縁組が成立しても、実の両親たちとの関係に変更は一切ありません。

 

相続なども普通に行われます。

 

 

一方、特別養子縁組の場合は、養親の実子として戸籍に登録されますから、実の両親との関係は全て断ち切られることになります。

 

通常、不妊治療中に養子を検討する場合、自分の実子として育てたいと考えるはずですので、ここでいう養子縁組は、特別養子縁組のことだといえます。

 

特別養子縁組は、裁判所の審判によって成立します。

 

実際に、養親に選ばれるためには、いくつかの基準を満たさなければなりません。

 

例えば、児童相談所と民間の施設で違いがありますが、だいたい、養子と養親の年齢差は40歳以内とされている場合がほとんどです。

 

これだけを見ても、0歳の赤ちゃんと養子縁組を結ぶためには、少なくとも40歳までに申し込みを済ませておかなければならない、というわけですのでいかにハードルが高いかがわかりますね。

 

その他にも、共働きで仮に養子縁組が成立しても、子供を保育所などに預けなければならない人は養親になることは難しいのが現状です。

 

里親登録をしていることも条件にされる場合が多いです。

 

もし、将来的に、養子縁組という選択肢も視野に入れているのであれば、早い段階で、自治体の児童相談所等の窓口に、相談してみるのがよいかもしれませんね。

 

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