中絶すると不妊症に正しい処置と原因とは

中絶すると不妊症になりやすい?正しい処置と原因とは

 

現在、日本の出生率は、100万人にまで落ち込んでいます。

 

そういった状況の中で、依然、年間の中絶件数は、20万人にも及びます。

 

実に、5回の妊娠のうち、1回は、人工中絶手術が行われているという計算になります。

 

この数値から考えると、子供が欲しいのに、なかなか授からないときに、ふと、過去の中絶のことが頭をよぎったという女性も少なくないのではないでしょうか。

 

中絶をしているからといって、必ずしも、不妊症になるというわけではありません。

 

中絶していても、その後、無事に妊娠、出産している女性が大半です。

 

ただ、やはり、中絶は、女性のからだや心に大きなダメージをもたらすものです。

 

しっかりとした施設で、人工中絶手術を受けていなかったり、術後の管理を怠っていた場合、繰り返し中絶手術を受けた場合などは、不妊の原因になる可能性があります。

 

というのも、きっちりとした中絶処置をしていなければ、子宮を傷つけてしまうことがあるからです。

 

子宮が傷つけられると、子宮内膜が癒着し、アッシャーマン症候群と呼ばれる恐ろしい病気になってしまいます。

 

アッシャーマン症候群になると、子宮内膜が正常に分厚くならず、着床障害を引き起こしてしまうのです。

 

また、卵管や骨盤内の炎症が原因で、卵管閉鎖を起こしていると、体外受精を行わないと妊娠できないケースも少なくありません。

 

それ以外に、メンタル面でも、中絶は、新たな妊娠に大きな障害をもたらします。

 

過去に対する強い罪悪感から、不妊治療に積極的に取り組めないと訴える人もいます。

 

また、中絶が原因で子供ができないと強く思い込むことが、不妊治療の妨げになることもあるようです。

 

こんな人は要注意!中絶と不妊症の関係

 

中絶の後、次のような症状や経験をしたことがある人は、できるだけ早く、病院に相談し、不妊症の検査を受けてみる必要があります。

 

@ 中絶手術の後、高熱が出た

 

A 手術後1カ月近く経っても、出血が止まらなかった

 

B 中絶の後、長期間腹痛があった

 

C 中絶後、医師の診断を受けず、すぐに性交や入浴を開始した

 

D 手術後も安静にせず、1週間以内にハードな仕事やスポーツをした

 

E 中絶手術後、なかなか生理が再開しなかった

 

F 何度も中絶手術を繰り返した

 

中絶の経験を不妊症の病院でドクターに伝えることは、もしかして非難されるのではないかと、正直、勇気のいることかもしれません。

 

ただ、中絶経験があるとわかっていれば、子宮内膜を詳しく調べたり、卵管の検査をできるだけ早期に行ったりと、色々な対策を取ることができます。

 

パートナーにも伝えていない場合は、その旨を病院に説明すれば、医療上の守秘義務がありますので、決して男性側に知られることはありません。

 

過去を乗り越え、もう一度、望まれた妊娠をするためにも、包み隠さず、ドクターに相談しましょうね。

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