造精機能障害 90%以上起こる男性不妊の原因とは?

造精機能障害 90%以上起こる男性不妊の原因とは?

 

男性不妊に悩む人のうち、実に90%以上の人が、造精機能障害であるといわれています。

 

造精機能障害とは、精巣内で、精子を作る際に、何らかのトラブルによって、上手く精子が作られないことをいいます。

 

原因として挙げられるのは、精巣の機能に問題がある、ホルモンの分泌異常などです。

 

造精機能障害は、精子の数や運動率、奇形率によって、いくつかの種類に分けられています。

 

@ 無精子症

精液の中に、精子が一匹もいない状態のことを指します。

 

ほんの十数年前までは、無精子症イコール自分の子供が作れない、と考えられていました。

 

ところが、生殖医療の進歩により、精液の中には、精子が見つけられない無精子症の人であっても、精子を作るおおもとの場所である精巣の中などに、一匹でも精子が存在すれば、顕微授精などによって、子孫を残せる可能性が出てきました。

 

A 乏精子症

精液の中にいる精子が、通常より少ない状態をいいます。

 

正常な精子の数については、諸説がありますが、おおよそ1mlあたり7000万個前後といわれています。

 

1ml中の精子数が2000万個よりも少なくなると、自然妊娠の可能性は低くなる、と考えられるケースが多いようです。

 

1ml中5000万個以下を軽度の乏精子症、1000万個以下を中度、100万個以下を重度と区別する場合もあります。

 

軽度の場合は、薬やタイミング法で様子を見ることも多いですが、程度が重症化すれば、人工授精や体外受精が勧められることになります。

 

B 精子無力症

精子は正常数存在するものの、運動率が悪い状態をいいます。

 

正常な精子の運動数は、およそ70%以上といわれています。

 

運動率が50%をきると、精子無力症であると判断されることが多いです。

 

C 精子奇形症

精液中に、正常とは異なり、奇形であると思われる精子の割合が多い状態を指します。

 

正常な精子の割合が、おおむね30%以下の場合に、精子奇形症と判断されます。

 

奇形精子は、通常、受精能力がなかったり、受精できたとしても、受精卵が成長しないため、不妊になると考えられています。

 

以上のように、分類されてはいるものの、実際には、いくつかの症状が併発している場合も多くみられます。

 

精子の状態は、ストレスやコンディションに左右されやすい!

精子の状態は、その日の体調や禁欲日数などによっても、大きく左右されるといわれています。

 

一度の精子検査では、なかなかきっちりとした診断ができないとされるのは、そのためです。

 

ストレスやタバコなども、精子には悪影響を及ぼします。

 

先天的な造精機能障害でなければ、毎日の生活習慣を改善することも、大切なことであるといえるでしょう。

関連記事一覧


このページの先頭へ戻る