嚢胞性卵巣症候群、女性不妊と肥満の密接な関係

嚢胞性卵巣症候群、女性不妊と肥満の密接な関係

 

女性の不妊症と肥満には、密接な関係があることが知られています。
太りすぎの女性は、適正体重の女性に比べて、排卵障害による生理不順が多いといわれています。

 

その原因は、ホルモンバランスが悪くなる、脂肪の中に卵胞ホルモンが蓄積してしまう、卵巣の皮が分厚くなる、など、色々と考えられます。

 

特に、欧米では、多嚢胞性卵巣症候群と呼ばれる症例には、肥満の人が多いというデータもあります。

 

また、卵巣だけでなく、肥満の場合、血流が滞ることによって、冷え症を引き起こし、子宮の状態も芳しくないことが多いようです。
そして、恐ろしいことに、何とか妊娠することができたとしても、肥満によるリスクは、出産までつきまとうのです。

 

もともと肥満であった妊婦は、妊娠中、糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクが高まる可能性が指摘されています。
イギリスやスウェーデンなど、低体重児の出生が多い国は、女性の肥満率が高いという研究も存在します。
無事に、出産に至ったとしても、産道に脂肪がついているため、赤ちゃんが通りにくく、難産になってしまい、緊急帝王切開という事態も考えられます。

 

このように聞くと、すぐにでもダイエットを始めないと…、と気持ちが焦るかもしれませんが、少し待ってください。

 

妊娠中はもちろん、不妊治療中も、自己流のダイエットをすることは、絶対に避けなければなりません。
というのも、病院で医師と相談の上、ダイエットに取り組まなければ、かえって、ホルモンバランスを崩してしまい、治療の妨げになることが多いからです。

 

最近では、クリニック内で、食事などの栄養相談や、運動療法等を取り入れている病院も増えてきました。
計画的に適正体重に近づけるよう、努力していきましょうね。

 

肥満は男性不妊の原因にも!

肥満が問題になるのは、女性の場合に限られた話ではありません。

 

海外のデータでも、男性不妊と肥満の関係は実証されています。

 

ある実験によると、カップルのうち、男性のBMI値が高いほど、妊娠に時間がかかるという結果が出ました。

 

理由は、肥満の男性ほど、精子の数や運動能力に問題を抱えているのではないか、と考えられています。

 

また、勃起不全(ED)は、肥満による動脈硬化等が原因になっているといわれます。

 

肥満を解消することで、減退していた性欲が回復したという男性も多く、そういった意味でも、不妊症の治療に効果が期待できそうですね。

 

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