夫婦の相性が不妊に影響している?受精に至らないケース

夫婦の相性が不妊に影響している?受精に至らないケース

 

女性側に不妊の原因が無く、男性側にも見つからない場合や、前の結婚相手との間には子供がいるのに今回はなかなかできない、といった場合には、パートナーとの相性が悪いのでは、と気になってしまう人もいるかもしれません。

 

病院で「相性が悪いのかな?」とドクターにつぶやかれ、ドキッとしたり、落ち込んだりといった経験をした人もいませんか。

 

夫婦の相性というと何だか占いのようですが、
医学的な意味で「相性が悪い」ケースも現実に存在します。

 

医学上、「相性が悪い」というのは、「免疫的に合わない」ということを指す場合が多いようです。

 

決して、夫婦の性格や仲の良さを問題にしているわけではありませんので、気に病むことはありません。

 

相性が悪く受精に至らないケース

通常、女性のからだは、排卵が近づくと、精子が受精しやすいように、色々なサポートを始めます。

 

普段は、異物が入りにくいように、弱酸性に保っている膣内を、精子が動きやすい弱アルカリ性に変えたりするのも、そういった働きの一つです。

 

ところが、まれに、女性のからだが、精子を攻撃すべき異物と考え、免疫反応を起こし、精子に対する抗体を作ってしまう場合があります。

 

この抗体を、精子に対抗する抗体ということで、抗精子抗体と呼んでいます。

 

抗精子抗体ができてしまうと、精子は、受精どころか、膣内で動きを止められてしまい、やがて全滅してしまいます。

 

そのため、不妊になってしまうというわけです。

 

抗精子抗体は、フーナーテスト(ヒューナーテスト)や、血液検査によって判明します。

 

原因がわからない不妊症のうち、約13%がこのケースではないかといわれています。

 

ただ、この場合は、体外受精の成功率が高く、妊娠の可能性も期待できると考えられています。

 

相性が悪く不育症となるケース

妊娠に至っても、流産を繰り返す、不育症の原因としても、免疫学的な相性の問題が考えられます。
受精卵は、当然、半分は女性のもの、もう半分は男性のもの、という構成で成り立っています。

 

本来であれば、半分は異物ではないので、拒絶反応は起こさず、胎児として育っていくはずなのですが、これがうまくいかず、免疫反応が起こってしまい、流産してしまう場合があります。

 

このケースでも、きちんと免疫治療を行えば、十分に妊娠を継続でき、無事出産に至ることが可能です。

 

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