適量の飲酒でも男女ともに不妊の原因に?

適量の飲酒でも男女ともに不妊の原因に?

 

アルコール中毒になるほどの飲酒はいけませんが、嗜む程度の飲酒であれば、ストレス発散の良い方法だと考える人は、男女を問わず多いことでしょう。

 

昔から、「酒は百薬の長」という言葉もあるほどです。

 

ところが、アメリカのある研究で、不妊と飲酒に関する驚くべき結果が発表されました。

 

体外受精を受けたカップルに調査を依頼したのですが、その中で、一週間のうちに、ビールの中瓶に換算して、4本分にあたるアルコールを摂取する女性は、それよりも少ない量しかアルコールを取らない女性に比べて、15%以上も出産に至ることができた確率が低かったことがわかったのです。

 

そして、さらに、男性にも、同じようにアンケートを取ってみたところ、男女ともに、週に中瓶4本相当分以上のアルコールを取るカップルの場合は、何と、20%以上も出産に至る確率が低下してしまうというのです。

 

これの何が驚きかというと、厚生労働省などの基準によると、日本で適量とされているお酒の量は、1日にビール中瓶で1〜2本程度であり、先ほどの週に中瓶4本という数字は、飲みすぎどころか、「1日1本で、2日間の休肝日」という、まさに理想的な飲み方であるからです。

 

最もからだに優しいと考えられる飲み方でさえ、不妊治療には、悪影響を与える可能性が示唆されているというわけです。

 

妊娠を望むなら、お酒の量は控えめに

女性は、もともとお酒に弱いといわれています。

 

これは、ただの昔ながらの偏見ではなく、医学的にも実証されていることです。

 

仮に、男女が同じ量の飲酒を続けたとしたら、およそ半分の期間で、女性は、アルコール依存症になってしまう危険性があるとされています。

 

また、肝硬変等の肝障害のリスクも、非常に高く、乳がんなども、飲酒が原因になっているのでは、と考えられています。

 

女性は、男性よりも、体重が軽いことが多く、水分量も少ないため、アルコールを処理する能力が低くなってしまいます。

 

そのため、血液中のアルコール濃度が上がり、あらゆるトラブルをからだに引き起こしてしまうのです。

 

詳細はわかっていませんが、生理不順や妊娠率の低下も、このあたりと関係しているのかもしれませんね。

 

また、妊娠に気づかず、飲酒を続けてしまうと、胎児が、胎児性アルコール症候群という、先天性疾患を持つ可能性が高まります。

 

逆に、妊娠中に一切お酒を飲まなければ、100%の確率で予防できる病気です。

 

妊娠を望むのであれば、最低でも、排卵後は禁酒する、というぐらいの心構えが必要だといえるでしょう。

 

男性の場合も、飲酒は、勃起不全(ED)や精子の劣化を招くといわれています。

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