男性の不妊は遺伝と生活習慣に問題がある?

男性の不妊は遺伝と生活習慣に問題がある?

 

不妊は遺伝するものなのでしょうか。

 

もともと、医学が発展する前は、「自分の遺伝子を残すことが難しい状態=不妊」でしたので、「不妊が遺伝する」という考え方自体が、ナンセンスなものでした。

 

ところが、ここ数十年の間に、不妊治療の分野は目覚ましく進歩し、少し前までは、子孫を残すことが不可能だと考えられていた、重度の男性不妊の人であっても、顕微授精を行うことにより、自分の子供を持つことができるようになりました。

 

この中で、特に、もともと男性側の遺伝子に何らかの欠損があり、無精子症や重度の乏精子症になっているケースでは、生まれた子供が男の子の場合、高い確率で、父親と同じように、男性不妊になるのではないか、と考えられています。

 

イギリスで、顕微授精で生まれた男の子と自然に妊娠した男の子の薬指と人差し指の長さを比べるという実験をしました。

 

通常、人差し指より薬指が長い男の人ほど、生殖能力は高いと考えられています。

 

その結果、6歳の時点で、顕微授精で生まれた男の子たちの方が、明らかに薬指が短いことが分かりました。

 

ただ、これは、あくまでも、指の長さから推測しただけです。

 

そもそも、顕微授精の歴史が、まだ20年余りに過ぎませんので、顕微授精によって生まれた子供たちが、生殖医療に関わってくるのは、ちょうどこれからということもあり、正確な情報は分かっていないというのが現状です。

 

2014年1月、日本で、精子無力症の原因となる遺伝子が発見されたという発表があったことは、記憶に新しいでしょう。

 

男性不妊と遺伝の関係については、今後も新しい研究がまたれるところですね。

 

不妊は生活習慣として遺伝する?!

不妊自体が、本当に遺伝するかどうかはともかくとして、親子が同じような生活をすることによって、生活習慣として、伝わっていくということは大いに考えられます。

 

親子は、知らないうちに、食べ物の好みが似ていたり、睡眠のリズムが一緒になっていたり、と、どこかしら、同じような生活スタイルを持っているものです。

 

背格好や、体重なども、遺伝的な要素と、生活習慣という要素が相まって、非常に似通っているというケースも多いでしょう。

 

不妊になりやすい条件というのも、生活習慣病と同じように、こういった、食べ物や体型といったものに左右されやすいため、まるで遺伝したかのように、親が妊娠しにくかったら、子供も妊娠しにくいという場合も、十分に想定できると思われます。

 

親の良い習慣は取り入れ、次世代につなげていきたいものですが、不妊だけでなく、健康のために良くない習慣は、自分の代ですっぱりと断ち切りたいものですね。

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