不育症と不妊症の違いは?

不育症と不妊症の違いは?

 

不妊症という言葉は、一般的になってきましたが、不育症という言葉は、聞いたことが無い人もいるかもしれません。

 

不育症は、不妊症とは異なり、一旦妊娠はできるものの、その後、流産や死産を繰り返し、元気な赤ちゃんを出産できないことを指します。

 

流産、死産を何回繰り返せば、不育症といわれるか、という定義については、正確に決められているわけではありません。

 

ただ自然な妊娠であれば通常、流産する確率は、10%から15%程度といわれています。

 

このことから、単純に計算をすると、2回流産を繰り返す確率は、0.15×0.15=2.25%、3回となれば、0.15×0.15×0.15=0.3375%となり、通常であれば、非常に低い確率であることがわかります。

 

そのため、2回以上流産を繰り返す場合を反復流産、3回以上を習慣流産と呼び、不育症治療の対象とするのが、一般的です。

 

不育症の原因

不育症の原因としてわかっているものの中で、よくあるのが、免疫の異常です。

 

高リン脂質抗体症候群と呼ばれる病気は、母体の血液が固まってしまい、血栓ができ、胎盤がうまく作用しなくなることによって、赤ちゃんが母体内で亡くなってしまうというものです。

 

この他にも、もともと子宮の形態に異常があるケースや、夫婦どちらか、あるいは両方の染色体異常が原因となっているケースもあります。

 

高プロラクチン血症や、甲状腺に異常がある場合にも、不育症になるリスクが高くなると考えられています。

 

また、不妊症と同様に、不育症と診断されたものの、原因が不明というカップルも少なくありません。

 

たまたま、運悪く胎児側の異常が続いたという、偶発的流産であれば、次の妊娠では出産に至る可能性も高いといわれています。

 

不育症かなと思ったら

もし、流産を繰り返し、不育症なのかも、という疑いを持ったら、不育症に詳しいドクターのいる病院を探すことをおすすめします。

 

不育症は、不妊症とは、治療の方法が大きく異なります。

 

5回までの流産であれば、その後、無事、妊娠、出産に至る可能性も、非常に高いといわれています。

 

また、流産や死産を繰り返すことは、女性にとって、身体的にも精神的にも、大変辛いことです。

 

適切なカウンセリング等が受けられる医療機関で、早期に治療を開始することが望まれるでしょう。

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