不妊症についてどこまで知っている?正しい知識と早期発見を考える

不妊症についてどこまで知っている?正しい知識と早期発見を考える

 

「結婚をすれば、すぐに赤ちゃんができる」、「避妊を止めれば、妊娠する」、妊娠について、そんなイメージを持っている女性は、既婚未婚、出産経験の有無を問わず、意外と多いのではないでしょうか。

 

このイメージは、正解でもあり、間違いでもあります。

 

子供を望んでいるカップルが避妊をせず1年が経過すれば、そのうち、およそ80%は、希望通り妊娠するといわれています。

 

そして、残りの約20%のカップルのうちの半数にあたる、10%ほどのカップルが、次の1年以内に妊娠することができます。

 

この残された約10%のカップルが、日本における不妊症の定義に該当するというわけです。

 

つまり、10組に1組のカップルが、さきほどの「避妊を止めれば、妊娠する」にあてはまらないということになるのです。

 

このように、日本では、WHO(世界保健機構)の基準をもとに、子供を望んでいるカップルが避妊をせず、通常の性生活を継続しているにもかかわらず、2年以上妊娠しない場合を不妊症としています。

 

けれども、結婚年齢が高齢化しているアメリカなどの国々では、このWHOの基準よりもさらに厳しく、1年たっても妊娠しない場合、不妊治療を開始するべきであるとしています。

 

そのため、日本でも、このアメリカの基準を用い、できるだけ早期に、不妊症の治療にあたるべきであるという考え方が主流になりつつあります。

 

 

不妊症は女性だけの問題ではない!

不妊症という言葉は、この十数年ほどの間に、一気に知名度を上げました。

 

芸能界でも、インタビューやブログ、書籍などで、自分の不妊症体験について、カミングアウトすることは、ごく普通のこととなってきました。

 

私たちも、会話の中で、「不妊治療をしている」とか、「不妊症かもしれない」といったフレーズを自然に使ったり聞いたりしていると思います。

 

一昔前まで、不妊症は、今ほど、声高に宣言できるものではなく、色々な差別や偏見と闘わなければならない病気の一つでした。

 

特に、その責任は、女性側だけにあると考えられる場合が多く、跡取りが産めないからという理由で、実家に帰されたり、不当な扱いを受ける女性も数多く存在しました。

 

けれども、最近は、医学的にも、男性不妊についての研究が進み、不妊症の原因は、女性だけではなく、男性側にあるケースも多くみられることが分かってきました。

 

これまでは、不妊症といえば、女性の病気というイメージが強かったかもしれませんが、
現在は、二人で取り組むべき課題という意識が、少しずつ、社会にも浸透しつつあります。

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